2011/05/16
Ubuntu10.10 で、radiko を録音する。

民放ストリーミングラジオ放送"radiko"の本格運用が始まっています。ノイズレスでラジオを聴けるのがとってもグッドです。地デジ録画サーバーでラジオのタイマー録音もできれば、更に便利になると思って、調べました。
 
いくつかの必要なソフトをインストールすれば、録音できそうなのでやってみました。
個人的自由帳」のページのおかげでradikoを録音することができました。
必要なソフトのインストール
radikoを録音するには、"RTMPDump"と"SWFTOOLS"と"FFmpeg"が必要です。
"RTMPDump"で、ストリーミングデータをflvファイルに落とします。
"SWFTOOLS"は、radikoサーバーと接続する際のAUTHKEYの解決を行います。
"FFmpeg"は、flvファイルから音声データ(AAC)を抜き出します。
 
"RTMPDump"と"FFmpeg"は apt-get で普通にインストールできます。
# apt-get install rtmpdump
# apt-get install ffmpeg
 
"SWFTOOLS"は、ソースファイルをコンパイルしてインストールする必要があります。
インストール方法は「印刷屋のdeveloper日記」を参考にさせていただきました。
コンパイルに必要なライブラリをインストールします。
# apt-get install libfreetype6-dev libgif-dev libjpeg62-dev libt1-5 zlib1g-dev libavifile-0.7-dev libart-2.0-dev
"SWFTools"のソースファイルをダウンロードします。最新版はここで確認します。
# wget http://www.swftools.org/swftools-0.9.1.tar.gz
# tar -zxvf swftools-0.9.1.tar.gz
# cd swftools-0.9.1
# ./configure
# make
# make install
 
これで、radiko を録音する環境が整いました。
 
録音を実行するシェルスクリプトを準備します。
個人的自由帳」のページで公開されているスクリプトを使わせていただきます。
スクリプト中の下記3行を自分の環境に合わせて書き換えます。
RTMPDUMP=
/path/to/rtmpdump
FFMPEG=
/path/to/ffmpeg
OUTFILEBASEPATH=
/path/to/radiko

recradiko.shというファイル名で保存しました。
録音テストを行います。
書式は、
< コマンド 保存ファイル名 録音時間(分) チャンネル > です。
# ./recradiko.sh test 1 TBS
チャンネルは、radikoのページから確認できます。http://radiko.jp/#TBS←の部分です。
 
スクリプトをcronに登録します。
上記のスクリプトをcronに登録することで予約録音を実行させます。
 

録音したファイルをminiDLNAのMusicフォルダに保存すれば、DLNAクライアントから再生できて便利です。