2012/01/07
IDEOS U8150-B + b-mobile イオン プランA であそぶ
IDEOS U8150 が発売されて1年、100kbpsでも月額\980で使い放題のb-mibile イオン プランA に興味が沸いて、今更ながら手に入れてあそんでみることにしました。OSやフォントをカスタムできるのでおもしろいかなと思いました。
 
IDEOSとSIMの入手
目的のb-mibile イオン プランA はDoCoMo網を利用したサービスで、広い通信エリアが魅力です。
IDEOS U8150 は、直輸入品が安く売っていますが、直輸入品は日本通信版と対応周波数が異なり、DoCoMo網の広い通信エリアのメリットを生かし切れないという情報があったので、Amazonで正規の日本通信版を買いました。
SIMは十数キロ離れたイオンまで行き、購入&契約してきました。契約には運転免許などの身分証明書が必要です。月々の支払いにはクレジットカードが必要です。手数料の支払いは、上記と同じクレジットカードまたは現金でも可能と言われました。開通手続きには20分程度かかりました。SIMを受け取ったら直ぐに使用可能です。
My b-mobile の登録は契約後2週間待つ必要があります。また、登録にはメールアドレスが必要です。
AndroidとGoogleアカウント
Android Market からアプリをダウンロードするためには、IDEOSにアカウントGoogleアカウントを登録しなければならないことをはじめて知りました。Androidは完全にGoogleに縛られているのでありますね。でも、いったん登録すればいろいろ便利です。
Googleのアカウントはパソコンで作成しておいたもので大丈夫です。というか、同じアカウントを使うことで簡単にパソコンとデータの連携がとれるので便利です。IDEOSは、SIMなしでも起動でき、WiFiからアカウントを登録しても問題ありません。
IDEOSからGoogleアカウントを登録することで、端末の情報がGoogleへ登録され、マーケットからアプリがダウンロードできるようになります。驚いたのは、パソコンからマーケットを開いてアプリをダウンロードすると、勝手にIDEOSにアプリがダウンロードされ、インストールされるのです。IDEOSはWiFiでもDoCoMo回線でも何で繋がっていてもいいみたいです。
100kbpsの使用感
100kbpsは、ADSLに慣れた身にとってはすごく遅いです。ブラウザで写真をたくさん含んだページを開くことは苦痛です。メールやツイッターなどの文字ベースの通信ならまあまあ使える感じです。いろいろ不満は多いですが、貧乏人には選択肢がこれしかありません。
 
FUSIONideos v2.7.10 の導入
※root化、ROM変更を行うと、メーカー保証がなくなりますので、実施は自己責任でお願いします。
http://ryubuntu.blogspot.com/2011/07/fusionideos-v26.html
こちら↑を参考にしました。

1.導入時に/dataが初期化されるため、Titanium Backupなどで事前にバックアップを取っておきましょう。
  Android Market から「Titanium Backup」をインストール。
  使い方は→ここ
  ※私は、FUSIONideos化後リストアしなかったので、必要ありませんでした。(^_^;)

2.ROM Manager + ClockworkMod Recovery で現在のROMをバックアップしておきましょう。
  導入にはroot権限が必要です。
  @root権限を取得するために「Z4root」を導入します。
    ・Android Market から「Download All Files」をインストール。
    ・IDEOSのブラウザで、「Z4root」を検索しダウンロード。(例)z4root.1.3.0.apk。
    ・IDEOS→<設定><アプリケーション><提供元不明のアプリ>をチェック。
    ・IDEOS→<ファイルマネージャ></mnt/sdcard/download/z4root.1.3.0.apk>
         →<パッケージインストーラ><インストール>。
  AAndroid Market から「ROM Manager」をインストール。
  BROM Manager を起動し、<ClockworkMod Recoveryを導入>
    →端末の種類を確認<Huawei U8150 Ideos>。
  CROM Manager を起動し、<現在のROMをバックアップ>→ファイル名を決めて保存。
    IDEOSが終了し、バックアップが行われ、再起動します。

3.FUSIONideosの導入。
  @フォーラムのDownload section から必要なファイルをダウンロードする。
    FUSIONideos 2.7.4 FULL(81.29MB)
    FUSIONideos 2.7.10 updater(8.68MB)
  AROM Manager を起動し、FUSIONideosをインストール。
    <SDカードからROMをインストール>→download/FUSIONideosv274full.zip。
    <SDカードからROMをインストール>→download/FUSIONideosv2710updater.zip。
    再起動。

FUSIONideosを導入すると「No-frills CPU」というアプリで、UPU周波数が変更できます。
710MHzにクロックアップしたら、操作が軽くなりました。
過剰なクロックアップはIDEOSが再起不能になるのでご注意ください。
 
フォントの変更
IDEOSは画面解像度が低いので、フォントが使い心地に影響します。FUSIONideosのフォントはCJKフォント(日中韓の文字がまとめて入っているフォント)が使われているので、日本人から見て不自然な文字(今直など)が含まれていて、表示を改善したいところです。
作業方法はこちら↓を参考にしました。
http://utai.jp/blog/index.php?UID=1293885140 http://ryubuntu.blogspot.com/2011/04/ideos_27.html
フォントはこちら↓を入れました。
  モトヤLマルベリ3等幅 (MTLmr3m.ttf)
   Dropbox ファイル名「MTLmr3m.ttf」
   http://dl.dropbox.com/u/40444105/MTLmr3m.ttf

1.AndRootFileのインストール
  @Android Market から「Download All Files」をインストール。
  AIDEOSのブラウザで、「AndRootFile」を検索しダウンロード。
    (例)AndRootFile_4.2_signed_beta_for_phone_tablet_pad.apk。
  BIDEOS→<ファイルマネージャ></mnt/sdcard/download/AndRootFile_4.2_signed_beta_for_phone_tablet_pad.apk>
         →<パッケージインストーラ><インストール>。

2.モトヤLマルベリ3等幅 (MTLmr3m.ttf)をダウンロード
  @http://dl.dropbox.com/u/40444105/MTLmr3m.ttfをダウンロード。
  AAndRootFile→<sdcard/download>を開く
    →ツールの右から2個目<Super-User>をタップ→<OK>書き込みモードになる
    →ツールの一番右<More>をタップ→上段の右から3個目<スパナのマーク>をタップ
    →ファイル「MTLmr3m.ttf」のチェックON→<Rename>をタップ
    ファイル名を「DroidSansJapanese.ttf」に変更する。
    →<More>→下段の一番右<電源マーク>をタップ→Quit?<OK>

3.フォントのインストール
  @AndRootFile→<sdcard/download>を開く
    →ツールの右から2個目<Super-User>をタップ→<OK>書き込みモードになる
    →ツールの一番右<More>をタップ→上段の右から3個目<スパナのマーク>をタップ
    →ファイル「DroidSansJapanese.ttf」のチェックON→<Move>をタップ
    →/system/fontsへ<Pasete>
    →<More>→下段の一番右<電源マーク>をタップ→Quit?<OK>
  A再起動
 
Link2SD の導入
Link2SDは、アプリをSDメモリーへリンクして、内蔵メモリーの消費を抑えてくれるIDEOSには必須のアプリです。
リンク実行にはrootの取得が必要です。

1.SDメモリーのパーティション準備
  Link2SDはSDメモリーの2ndパーティションにリンクを作るので、SDメモリーカードに2ndパーティションを作る必要があります。
  SDメモリーのパーティション操作はパソコンで行います。

  @SDメモリーパーティション操作ソフトをパソコンにインストールします。
   EaseUSR Partition Master Home - Freeware
  ASDメモリーに2ndパーティションを作ります。
    ・USB-SDメモリーカードリーダーでSDメモリーをパソコンに接続します。
    ・念のためにSDメモリー内のデータをバックアップしておきます。
    ・Pattion Master で、SDメモリーのパーティションを縮小し、2ndパーティション用の空き容量を作ります。私は、1GB空けました。
    ・Pattion Master で、2ndパーティションを作ります。パーティションタイプはPrimary、ファイルシステムはExt3で作ります。
  BSDメモリーをIDEOSに戻します。

2.Android Market から「Link2SD」をインストール。
  Link2SDの設定でファイルタイプをExt3に設定します。
  アプリ一覧からアプリをSDカードへリンクできるようになります。
  Link2SDの設定でアプリの自動リンクをONにしておけば、アプリをインストールや更新したときに自動的にリンクしてくれます。

これで、内部メモリー不足から解放されます。すばらしいアプリですね。
ちなみに、私が使用しているSDメモリーはClass4の16GBですが、遅さは感じません。
 
Graffiti の導入
IDEOSは、画面が狭いので、文字入力が困難です。
私は以前PalmPDAを愛用していたので、Android用のGraffitiを発見したときはうれしかったですね。
Android Market から「Graffiti for Android」をインストールします。
ちなみに、なぜか、GraffitiはSDメモリーへリンクしない方が内部メモリーを消費しないようです。
また、書き込みエリアができるだけ隠れないように、予測変換候補は表示しない設定にしています。
 
カメラ
オートフォーカスなし、フラッシュなし。ピントがあますぎというか、解像度が低すぎてカメラとしては予想以上に酷い。ツイッターにアップロードする画像としてあえてぼかしたいときは使えるかも?
撮影サンプル<酷いでしょ、残念。
 
 
FMラジオ
IDEOSはFMラジオのハードを積んでいるけど、周波数範囲が日本と合わないので使えません。残念。
 
音声検索
意外に音声認識率がよく、使えます。
 
アプリ

Gmail
 Gmailはメールの着信をプッシュ通知でしらせてくれます。通知はほぼリアルタイムです。
 この機能があるかどうか、購入前から一番気になっていましたが、あって良かったです。
 通知音と音量はIDEOSの設定です。
 未読メールがあるときは通知領域に”M"が表示されます。
 メールフォルダはGoogleサーバーにあり、パソコンと共有できます。

カレンダー
 Googleカレンダーを開きます。データはサーバーにありパソコンと共有です。
 予定は、Gmailで通知してくれます。

電話帳
 IDEOSの電話帳はGoogleの連絡先と連携しています。
 インターネットに個人情報を登録するのは躊躇しましたが便利さには勝てず、アップロードしてしまいました。
 私は以下の手順で作業しました。
  @Googleの連絡先で仮のデータを作成し、CSVでエクスポートします。
  AエクスポートしたCSVをエクセルで開き、項目にあわせて他から持ってきたデータをはめ込みます。
  BAで作成したCSVファイルをGoogleの住所録にインポートします。
    顔写真も登録すれば連携します。

radiko
 残念ながら、100kbpsでは実用になりません。
 WiFiで使えます。

らじるらじる
 残念ながら、100kbpsでは実用になりません。
 WiFiで使えます。

YouTube
 予想通り、100kbpsでは実用になりませんが、意外にもWiFiならなんとか動画再生できるようです。

Skype
 CPU周波数が、600MHzでは、音声処理が追いつきません。
 FUSIONideosで、710Mhzまでクロックアップすればギリギリ使える感じです。

QRコードスキャナ
 IDEOSのカメラが酷くて、スキャンできないです。
 虫眼鏡でピントを合わせたら何とか読んでくれました。

ついっぷる
 タップしてから画面が出るまで時間がかかりますが、まあ使えます。