LauncherIII日本語版 ver.1.5.2J アーカイブ内には次のファイルが入っています。 lnchIIIJ.prc … 英語版PalmOS用の日本語版LauncherIII lnchIIIJWP.prc … WorkPad日本語版用の日本語版LauncherIII (ファイル名は区別するためにJ及びJWPを付けていますが、Palm/Pilot内部では 英語版LauncherIIIと全く同一の物として扱われます) readmeJ.txt … このファイル iconice.pdb … 小アイコンファイル(小アイコンが設定されてないアプリ ケーションでリスト表示させる時に有効です) readme.txt … 英語版の解説ファイル プログラムの説明 Eric Kenslow氏作のLauchPad ver.1.11をBozidar Benc氏がPalmIII対応 及び機能拡張を行ったLauncherIII ver.1.5.2の日本語版です。 最近のGrayscaleのはやりに合わせて、Grayscaleに対応しましたものも 同封しています。 このグレースケール版は暫定バージョンです。 本来ならば、各アプリケーション毎にアイコンサイズを調べ、必要最小限の データベースを構築すべきですが、他人のソースに大幅に手を加える、という 事になるため、時間がかかりそうです。とりあえずこのバージョンでは2bit グレー用の領域を固定で取ってしまっています。しばらくこれで我慢して 下さると助かります。 また、グレースケールにおけるデータのアイコン表示関係がまだ十分に検証 できていないため、β版となっています。 インストール方法 このバージョンではデータベースのバージョンチェックが行われています。 そのため、このアーカイブに同封されているファイルをインストールする 場合は、今までのように一度削除するという必要はありません。 但し、互換性のないデータベースを持つバージョンに入れ直した場合は、 設定が初期状態になってしまいますので、改めて設定し直して下さい。 なお、一度v.1.5.2の日本語版を入れてから、v.1.5.2以前のバージョン あるいはv.1.5.2の英語版に入れ直す場合は、今までと同じように一度 LauncherIIIを削除してから改めてインストールしてください。削除の前 には必ず「常にLauncherIIIを使用」のチェックをはずして下さい。 RAMへのインストール lnchIIIJ.prcをインストールリストに登録してHotSyncして下さい。 英語版LauncherIIIを使っている方は、日本語版をインストールすることに よって日本語版に置き換わりますのでご注意ください。 FlashROMへのインストール LauncherIIIはFlashROMへのインストールが可能です。 LauncherIIIがすでにインストールされた状態のFlashROMを再構築 (FlashROMへのプログラムの追加、削除など)する場合、 「Always Use LauncherIII」または「常にLauncherIIIを使う」 のチェックボックスは必ずはずしてからFlashROMの再構築を行って 下さい。またRAMからFlashROMに移動するツールを使用する場合も 同様にチェックボックスをはずして下さい。 使い方 設定画面 -「時間書き換え」及び「電圧書き換え」を選択すると、設定した時間毎に時間、 電圧の表示が書き換わります. -「常にLauncherIIIを使用」を選択すると、Applicationをタップした時に LaucherIIIが立ち上がります. -「ページスクロール」を選択するとスクロールさせた時に1ページ分スクロール します.選択しない時は1行ずつスクロールします. -「起動可能なデータベースの表示」を選択すると、PalmVII等での起動可能な データベースを表示することができます. またアイコンをタップすると、 結びつけられたアプリケーションを起動させることができます. -「HACK表示」を選択すると、HackMasterのモジュール(HACK)を削除したり、 ビームする事が可能になります. またアイコンをタップすると、HackMaster を起動します. -「DOCファイル表示」を選択すると、DOCファイルを削除したり、ビームする 事が可能になります. またDOCアプリが起動可能なデータベースをサポート している場合、DOCファイルをタップすることでDOCアプリを起動する事が できます. -「カラム数」は、1行に表示するアイコンの数を設定します.「リスト表示」を 選択すると、PalmOS3のList表示と同様の表示形式になります. -「アプリ移動でタブ切替」を選択すると、アイコンを他のタブに移動させた 時に、表示が移動先のタブに切り替わります. -「起動時に左端のタブを表示」を選択すると、LauncherIII起動時に左端の タブが表示されます. 小アイコン 「オフ」- デバイスの電源を切ります 「バックライト」- デバイスのバックライトをON/OFFします 「ロック」- デバイスをロックして電源を切ります。 この機能を使う前に、必ずパスワードを覚えておいて下さい 「ツール」- アイコンをこの小アイコン上にドロップすると アプリケーションとそのデータを消去またはアプリケーションを ビームする事ができます。 小アイコンをタップするとメニューが現れます。 アプリケーションの起動は、そのアイコンをタップします アプリケーションを別のタブに移動する場合、アイコンをドラッグして 移動させたいタブの所でドロップします アプリケーション及びそのデータを削除またはアプリケーションをビームする場合、 アイコンをドラッグし、右下の金槌小アイコンの上でドロップします 別タブの内容を見る場合、そのタブをタップします 左下の表示を日付・時間・曜日の間で切り替えるには、その表示部分を タップします 中央下の表示を電圧(数値)・電圧(グラフ)・メモリー残量(数値)・メモリー 残量(グラフ)の間で切り替えるには、その表示部分をタップします 「タブ」メニューで、新規タブの作成、タブ名の変更、タブの削除を行う 事ができます 「オプション」メニューで、電源オフとロック、ワームリセット、 LauncherIIIの設定を行うことができます 「アプリ」または「Palm」メニューで、よく使う組み込みアプリケーションを 起動させる事ができます 「ヘルプ」メニューで、ヒントとLauncherIIIの情報を確認することが できます ver.1.5.2での新機能/バグ修正 FlashPro等を使って、RAMとROM上に同じアプリケーションがある場合、 LauncherIII上で一つしか表示されないようになりました。 標準の起動アプリケーションが表示されないようになりました。 最新バージョンのTealDocをサポートしました。DOCファイルを表示設定し、 タップすることで、TealDoc上でそのファイルが開かれます。 LauncherIIIがファイルを開くことができなかった場合でも(非常にまれな ケースで、まだ1つのアプリケーションしか発見されていません)リセット 状態から抜け出せなくなる、という問題を解消しました。 ver.1.5.1での新機能/バグ修正 DOCファイルを表示するためのオプションを追加しました。 ver.1.5での新機能/バグ修正 HackMasterとの衝突によるクラッシュが起こらないように改善しました 最後に使ったアプリケーションをLauncherIII上で削除し、その後ホーム (アプリケーション)ボタンを押したときにクラッシュするバグを修正しました。 Palm VIIで動作可能になりました。 sysAppLaunchCmdOpenDBをサポートするアプリケーションに対する互換性を 加えました。 ビーム機能を加えました。 iconice.pdbにいくつかの小アイコンを追加しました。 HandspringのVisorマシン上で動作するようになりました。 ver.1.42J2での修正点 グレースケール版でアイコンデータベース領域を取りすぎていた点を修正しま した。将来4ビット対応アイコンのあるアプリケーションが出てきた場合、 アイコンが化ける可能性があります。 ver.1.42での新機能/バグ修正 バックライトをOn/Offするアイコンが新設されました 代わりにゴミ箱アイコンがメモリーの機能も兼ねるようになっています 電池残量の計算が修正されています OS3.0以降で、Memoryアプリケーションをインストールしてある場合、 ゴミ箱のタップあるいはメニューでの「Memory/Launcher」または 「Memory/ホーム」選択で、メモリーアプリケーションが起動するように なりました ver.1.40での新機能 PalmOS3で可能になったList表示をサポートしています。 (「オプション」「設定」の「カラム数」で「リスト表示」を選択) PalmOS2以前のマシンにおけるList表示で、組み込みアプリケーションの 小アイコンを表示させるためには、iconice.pdbをインストールして下さい。 なお、iconice.prcをインストールするときは、「カラム数」を必ず「リス ト表示」*以外*に設定して下さい。 iconice.prcをインストールしても小アイコンが表示されない場合、 一度ソフトリセットをかけて下さい。 LauncherIIIは1997年にD.Eric Kenslow氏によって作られたLaunch Padを Bozidar Benc氏が拡張したものです。LauncherIIIはフリーウェアーです。 解説 私は以前LaunchPadの日本語化を行いましたが、Palm OS3対応がなされて ないこと(Memory Applicationの起動関係で不具合が生じる)と、AppMan のようにプログラム削除機能がないことが残念な状態でした。 その後、Bozidar Benc氏がLauncherIIIのVer.1.20を発表し、これには 上に述べた2つの機能が共に組み込まれていました。 これはお願いするしかない、ということで「日本語バージョンを作りたい」 というメールを出したところ、30分も経たないうちにソースコードが送ら れてくる、という非常にうれしい対応をしていただきました。 というわけで、リソース部分を「ほとんど」日本語に置き換えたLauncherIII を作成することができました。Palm/Pilotの組み込みアプリケーションを 起動するメニューだけは、かえって混乱すると思ったので、英語版のままに なっています。(WorkPad日本語版バージョンでは日本語にしてあります) この日本語版が、日本語を使用しているPalmOSデバイスユーザーのお役に 立てれば幸いです。 最後になりましたが、LauncherIIIのソースコードを快く提供して下さった Bozidar Benc氏に感謝します。 すでに判明している問題点 ・Palm OS3で山田達司氏作のDALauncher2.0b2(HackMaster内では3.0b1と表示 されます)をインストールしている場合、LauncherIIIのメニューまたは 右下の小アイコンでMemory(OS3では本来組み込みアプリケーションの 'Applications'が起動する)を選択したときに、Applicationsアプリではなく、 DALが起動してしまいます。 この問題は、DALの起動モードをSingle/Double Tapどちらに設定していても 発生します。 DALを使用するする場合は、バージョン1.1を使用して下さい。 ・問題点ではないのですが、PalmOS3ではメモリーアイコンのタップまたは メニュー「Palm」「Memory/Launcher」の選択でOS3の標準ランチャーが起動 します。OS3ではメモリー関係の操作が独立したMemoryアプリケーションでは なく、ランチャーの一機能として実装されています。そのため、残念ながら OS2以前のように直接メモリー操作に飛ぶことができません。標準ランチャー のメニューから起動して下さい。なお、Memoryというアプリケーションを インストールしてある場合、Memoryアプリケーションが起動します。 このプログラムに関するバグや、変な日本語の指摘については、 冨永 聡 tommy.satoshi@nifty.ne.jp までお願いします。また、 http://member.nifty.ne.jp/s_tommy/palm でLauncherIII及び私が日本語化をしているアプリケーションについての最新 情報をお知らせしています 更新履歴 '99/11/03 LauncherIII ver.1.5.2の日本語版ver.1.5.2Jを作成 '99/08/04 グレースケール対応のver.1.42gJを作成(オリジナルにはありません) '99/03/31 LauncherIII ver.1.42の日本語版ver.1.42jを作成 '98/10/29 小アイコン用ファイルiconice.pdbを最新のものに変更 (バージョン変更なし) '98/10/20 readme.txtにFlashROMへのインストールに関する情報を追加 (バージョン変更なし) '98/09/15 LauncherIII ver.1.40の日本語版ver.1.40jを作成 '98/08/28 Passwordが設定されていないときにLockアイコンでLockされてしまう バグの修正。Versionを1.20j1とした '98/06/29 OS3.0における「常にLauncherIIIを使用」がチェックできないバグの修正 Versionを1.20jとした '98/06/23 LauncherIIIJ最初のリリース '98/06/09 LaunchPad日本語版リリース