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ラジコンを始めたいけどどうしたらよいだろう。ラジコンて難しいのかな。そんな疑問を解く参考のために。

心構え
   ラジコンを飛ばすには条件がある、「事故が起こった場合の社会的責任能力があること。」と、「飛行前の安全確認能力があること。」だ。
 ラジコンの世界ではどんな機体でもモデラーが自由に製作して飛行させることができる。これはラジコンという趣味にとって非常に重要な魅力であるが、だからこそ飛行させたときのトラブルや事故は全て自己責任なのだ。このことはたとえ機体が完成機であっても、他人に製作してもらった機体であっても同じである。安全に飛行が可能かどうかは、飛ばす前に操縦者が判断し、そこに全ての責任が発生するのである。
 ラジコンを飛ばすという行為は常に事故発生の恐怖と背中合わせだ。飛行機やヘリが万が一のトラブルにより墜落して人にぶつかった場合間違いなく大けがをすることになるし、運が悪ければ死んでしまうだろう。または、自動車や建物に墜落するかもしれない。そのような事になればラジコン界全体のイメージダウンとなり、ラジコンそのものの存続が危うくなってしまう。だから、ラジコンは子供のおもちゃじゃない。大人でなければできない趣味なのだ。
☆ラジコンの魅力
空もののラジコンは、自分が苦労して作った機体を大空に飛ばすときの緊張感と感激が魅力です。機体を操縦しているときは操縦に集中し、他のいやなことなど全て忘れています。とても良いストレス解消になりますし、飛ばしているときの緊張感がとても心地よいです。自分が作った機体を飛ばすと、制作が上手くできたかどうかが飛び方に現れるので、上手くできたときは達成感と満足感を感じ、上手くいかなかったときは反省と次の機体の制作意欲が沸いてきます。こうして新しい機体を延々と作り続けることになるのです。機体の形によって飛び方が違うのでそれがまた楽しいです。
また、飛ばすためには練習が必要と言うことも魅力の一つです。最初から簡単に飛ばすことはできません。だからこそ努力し、上達していく、それが楽しみであります。そして、奥が深いです。普通に飛ばせるようになっても、その上には曲技飛行があります。世界を代表するラジコンフライヤーの曲技飛行を見ていると人間業とは思えない飛ばし方をしています。本当に奥が深いと思います。
私の初飛行は、上手い人からプロポを手渡され、飛行機の操縦を任されたときに自分でもびっくりするほど凄まじい緊張でした。足がガタガタ震えて目が回りそうになり、直ぐにプロポを返してしまいました。あれから何年も経ち、今では自分で飛ばせるようになりましたが、あの時の緊張感は今でも忘れません。
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<あれから10年>
ラジコンを始めてらか10年以上が経ちました。再び改めてラジコンの魅力を考えてみると... ラジコンは、製作から調整、操縦と全てを自分一人で思い通りに行うことができることが最大の魅力だと感じます。ラジコンは狭い世界ですが、その中にあらゆる分野の技術が必要とされ、だからこそ自分の得意とする分野を思う存分発揮できる可能性があるからです。製作では金属加工、木材加工、手工芸、接着剤の知識、塗装の技術、美術的才能、電気の知識、電波の知識、などです。調整ではエンジン、リンケージ機構、などのメカ的な技術と知識、操縦では、運動神経、視力、集中力、などです。これら全てのバランスを取る自己調整力、体調管理も重要です。あげればきりがありませんが、とにかくこんなにも幅広い知識と技術を必要とし、得意分野を生かせる趣味が他にあるでしょうか?
☆ラジコンの情報を得る
ラジコンの情報を得るには(株)電波実験社から発売されている月刊誌「ラジコン技術」が良いです。中にはラジコン関係の書籍の広告が出ているので、それらの入門書を手に入れて読んでみると非常に参考になります。
☆ラジコンの始め方
空もののラジコンを始めるときはできれば経験者に教えてもらう方が良いです。
飛行機は一人で始めることは無理に近いです。飛行機の場合は先ず飛ばさないと練習ができないからです。しかし、初心者が初めての飛行機をいきなり飛ばすのは無謀であり、先ず間違いなく着陸できないでしょう。機体が壊れるだけで済めば良いですが、事故を起こすことにもなりかねないのでやめた方がよいです。飛行機がまともに人に当たったら命に関わります。飛行機の練習は、上級者に飛ばしてもらって、機体の調整をしてもらって、安全な高度、コースで操縦を交代し、操縦のアドバイスを受けながら少しずつ練習していくと良いです。はじめのうちは着陸は無理なので上級者にプロポを返して、下ろしてもらいましょう。着陸はそれを見たり、アドバイスを受けながら練習していくと良いです。
ヘリコプターの場合は、離陸とボバリングからの練習になるので、一人でも始めることはできます。ですが、ヘリは機体の調整が重要で、調整された機体とそうでない機体とでは操縦の難しさが全然違います。しかし、初心者ではそれが分からないので、癖のある機体で練習してしまうと、操縦に癖がついてしまうので良くありません。従って、ヘリの場合もできれば上級者に機体を見てもらって、それから練習に入ったほうがいいです。ヘリの上空飛行の練習も、上級者についてもらって、飛行機と同じようにすると良いです。ラジコンヘリコプターの操縦は非常に難しく、そこがヘリコプターの魅力でもあります。初めては見たものの挫折する人も少なくないようです。仲間がいれば続けられますので良い仲間を作って是非飛ばせるようになるまで頑張って下さい。
更に、できればラジコンの機体や装置を購入するのも経験者にアドバイスを受けられれば、入門用にはどの様な機体が良いのか、どの様なプロポや装置が必要なのか話を聞けるので無駄な買い物をしたり後悔することがなくなります。近くに河原があったら、休日に土手からラジコンをやっている人を探しましょう。多いところでは数キロおきに見かけると思います。見た目は近寄り難い感じを受けるかも知れませんが、同じ趣味を持っている事を話せば、必ずいろいろと助けてくれるはずです。
☆ラジコン保険に入ろう
ラジコンを始めたら必ず「ラジコン保険」に入ってください。ラジコン機は何時操縦不能になって何処へ飛んでいって墜落するか分からない非常に危険なものですから、保険加入はラジコン操縦者の義務と考えて欲しいです。「ラジコン保険」はほとんどの模型店で簡単に入れます。一般のスポーツ傷害保険でもラジコンに適用できるものならOKです。
☆ラジコンは危険のない場所でやること
ラジコンほとても危険なものです。マンガやドラマではとても簡単な子供のおもちゃのように表現されていますが、操縦は非常に困難で、高速で運動する機体は非常に危険ですし、高度な知識も要求されるモラルある大人の趣味です。ラジコンを飛ばす場所は慎重に選んで下さい。墜落しても家屋や車、特に人命に被害を与えない場所を選ぶ必要があります。現在までラジコンの市民権が得られているのも先輩方のモラルが守られてきたからに他なりません。ラジコンの今後の存続を望むなら是非モラルを守って飛行を楽しんで下さい。
ラジコンはいくらするか?
「ラジコンは始めたいが、お金がかかる。いったいいくらぐらいするのだろう?」
私の機体を例にして計算して見ましょう。確かに安くはないですね。最初は資金投資が必要ですが、工具や送信機、始動用具などは2機目からは不要なので1度揃えてしまうと機体数を増やすのは苦になりません。
=飛行機(加藤無線Lucky20S)===== =ヘリコプター(TAYA amigo30)==
プロポ(FF-8super) \39,000 プロポ(Futaba FF-9-H S9001セット) \47,000
機体(Lucky20S) \6,600 ジャイロ(Futaba GY-502) \16,000
エンジン(25LA) \5,500 ラダーサーボ(Futaba S9253) \6,500
プロペラ \600 機体(TAYA amigo30) \35,000
スピンナー \500 エンジン(OS 32SX-Hring) \11,000
カバーリングフィルム(3本) \6,000 マフラー(FunTech HN-30C) \10,000
タイヤ(3個) \1,500 燃料(THC 700R 4L) \3,000
燃料タンク \700 燃料ポンプ(手動) \2,000
燃料(4L) \2,500 プラグヒート(シンワ パルサーFET) \3,000
燃料ポンプ \2,100 スターター(モーター+シャフト) \10,000
ポケットブースター \2,100 始動用バッテリー(12V 7.5Ah) \2,000
瞬間接着剤 \900 工具箱(京商 アルミケース) \5,000
エポキシ接着剤 \400 その他工具(リンクペンチ、六角ドライバー等) \20,000
フィルム張り用アイロン \4,000 合計 \170,500
その他部品 \3,000
その他工具 \5,000
合計 \80,400
☆エンジン模型は難しくないか
ラジコン用のエンジンなんて、扱いが難しくてエンジンをかけるのが難しいのではないかと、私も最初は不安でした。でも、やってみるとそんなことはなく、以外に簡単です。エンジンですからモータのようにスイッチを入れれば回るというものではありませんが、多少のコツがいる程度で、そこがおもしろいところでもあります。調整箇所はほとんどニードル(燃料と空気の混合比を決める)だけです。説明書を読めば大丈夫です。経験者が近くにいれば全然問題ありません。是非やってみて下さい。
エンジンのことは>ラジコン豆知識に書いています。
☆ラジコン飛行機の製作は難しくないか
ラジコン飛行機の製作は、いわば小さな木材加工です。小学校の図画工作や中学校の技術家庭科が大好きで、成績が良かったなら何も心配はいりません。きっと良く飛ぶ飛行機が作れると思います。でも、飛行機のキットには作り方の説明書のようなものは入っていません。飛行機の作り方は、経験者にアドバイスを受けるか、雑誌、書籍などを参考にして下さい。製作には様々なコツがあり、ポイントを知っていると簡単に正確な機体を作ることができます。真っ直ぐに作る工夫が大切です。
飛行機のキットの内容は、メーカーによって多少異なりますが基本的にカットされた材木と設計図のみです。材料を接着剤で組み立てると角張った飛行機の形になります。それを工作用のカンナや紙やスリなどで削って形を整えます。飛行機の中にはエンジン、燃料タンク、受信機、サーボ、受信機用電池などのメカを積み込みます。
飛行機の骨組みが仕上がったら、外側をカバーリングフィルムで、カバーとカラーリングをするのが簡単です。フィルムはアイロンで接着する接着剤がついていて、また、アイロンの熱で収縮するようになっていますので、ピンと張ることができます。
飛行機の製作は楽しいですが、時間がかかります。早い人は数週間で作ってしまうかも知れませんが、私はだいたい休み休みで1年近くかかります。ですから初飛行の時は緊張します。機体の金額よりもかかった時間の方が大きいです。
☆ラジコンヘリコプターの製作は難しくないか
ラジコンヘリコプターの製作は、精密部品の組み立てでできます。説明書に従って金属部品やプラスチック部品をねじ止めしながら組み立てるだけですので、組み立てることはさほど難しくはありません。しかし、ラジコンヘリは調整が命。一応説明書通りにやれば良いのですが、ここは経験が要ります。経験者にアドバイスしてもらうか、自分の機体の調整方法を雑誌や書籍で探しましょう。

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